Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

第五四段 宗教の真相 一(運命)

猫はなんらの心なく、ただその運動を感ずるごとに、声を発するように習慣が付いていると解釈せなければならぬ。ちょうど、むかし流行せしコックリ様と同様である。しかり、コックリ様は無意識的に運動が伝わることが多いが、この猫の場合は意識的であろうと思わる。されば、なんの目的あって少女が意識的に猫に運動を与うるかといえば、つまり好奇心より、人の驚きかつ不思議に思うのがおもしろいと感じたためであろう。しかし、確実なる論断は、実地につきて観察するにあらざれば下し難い。

第五四段 宗教の真相 一(運命)

以上、すでに知識の方面より起こる原因を大略述べ終わりたれば、これより、運命に迷うより起こるという方を説きたいと思う。知識の方面は教育の受け持ちなれば、もし、その方面より迷信を減ぜんと思わば、学校教育を今一層普及して、理化、博物の知識を進め、かつ論理力を高むるようにせねばならぬ。そのほかに、前に一言せしがごとく、迷信の種子は家庭より授かり、肥料は社会より与えらるるから、教育の範囲を拡大して、家庭および社会に及ぼさねばならぬ。かくして、知識上より迷うところのないようにしても、決して迷信がなくなり尽くすものではない。