Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme
第一九段 東海の迷信 一(東京以西)
これはもとより精神作用だが、豆州修善寺の御伺いの石もその一例である。修善寺には源頼家の墓があって、その上石が一般に人の吉凶禍福を卜することになっている。もし一家に病人があれば、まずここに至ってその石をあげ、軽ければ病がなおり、重ければなおらぬと信じている。これは、頼家の霊が知らせてくるるものと思っているものが多い。畿内の話が東海道に移ったから、東海の迷信談をすることにする。
第一九段 東海の迷信 一(東京以西)
東海道には三河の豊川稲荷、小田原の道了山をはじめ、三尺坊や半僧坊などの祈祷専門寺院が多く、かつ、いずれも大繁昌であって、しかもその信者は、己の欲を満たし利を得んとする祈願が多いのを見て、およそ迷信の程度を推測することができる。余がある祈祷専門の寺について聞いたが、近来は昔にない一種変わりたる祈祷の依頼がある。勧業銀行にて債券の応募者に鬮を引かせ、その一等に当たりたるものには千円ずつ与うることになっている。そこで、どうか千円の鬮のあたるように祈祷して下さいというのがあるそうだ。かかる願いには、神も仏も閉口せらるるであろう。
つきものとしては東海道特殊のものはないが、まず狐がつくというのが普通である。