Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme
第五段 シナの迷信
全く受けず施さずであって、茶一杯、水一碗でも施すものでない。また受けることもできぬ。もしこれを受ければ先方の魔がついて、病気、災難を招くと信じておる。それゆえに、旅館も茶屋も病院も学校も、みな全く別置してある。
バラモン教にては、だれも聞いて知っておることだが、四民の階級がわかれ、第一階級をバラモン種と申し、一般より非常に敬い貴ばれ、食物を献ずればかくかくの福徳利益がある、金銭を差し上ぐれば天国に至ることができるなどの迷信は、すこぶる盛んなものである。これを要するに、インドの宗教は迷信の結晶体と申してよい。
第五段 シナの迷信
つぎに、シナの迷信はいかんというに、これまた驚くべきもので、決してインドに負けぬほどである。かの国にては罪人を死刑に処するに、市街の四つ辻のごとき、人の最も輻湊する場所において行うことになっておる。これは衆人に示して、なんびとも罪悪を犯せば、みなかくのごとき運命にあうことを知らしめ、かつ戒むるためである。しかるに、シナ人は婦女子に至るまで、平気で死刑執行を見に行く。そのときには罪人を座せしめ、首を垂れさせて背部より刀を下し、後頭部をなぐって殺すことになっておるが、罪人が倒るると同時に生血淋漓として地上に流れだす。