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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

第四五段 迷信の利害 四(無利有害)

されば、利よりも害が多いといわねばならぬ。

第四五段 迷信の利害 四(無利有害)

さきに断りおけるがごとく、迷信の利害はもとより比較的にして、有害無利と称するものにも、時と場合と人とにより、多少の利の存することもあるが、その中にて普通、有害無利と断定してよろしきは、四国の犬神、出雲の人狐の迷信である。あるいは論者あって、これを一種の社会制裁であるといい、吝嗇一方にて金をたくわえ、公共慈善等には一銭も出金せぬものに対し、他よりその行為を擯斥して、かの家は犬神の系統である、人狐の住家であると称し、暗に社交をたたるるがごとき制裁を加えらるるのであるから、いくぶんの利もあると主張せんも、古代にあってはかかる迷信的制裁の必要ありとするも、今日にては全く無用であるから、有害無利の迷信たること明らかである。

つぎに、害あって利なきものはマジナイ療法である。もっとも、その中には薬にもならず、毒にもならぬものもある。また、「鰯の頭も信心から」の諺のごとく、人の方より信仰をもって迎うれば、マジナイにも多少の効験をあらわすことがある。しかし、これらの効験を見て、マジナイにも利益があるということはできぬ。