Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

めいしんとしゅうきょう

迷信と宗教

井上 円了

Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme

Aozora Bunko

余がその寺の門に近づかんとするときに、朝鮮の一紳士が威儀堂々として門より出できたるを見た。そのときに案内者に、かの紳士はなんの用あってこの寺に来たりしやをたずねしに、彼は官吏にならんために祈祷を願いに来たのであると聞いて驚いた。このときは、朝鮮がまだ日本に併合せられぬときであった。役人になることまで神仏に祈願して助力を請うなどは、おそらくは他国になかろうと思う。その後平壌に参り、日清戦役の古戦場たる牡丹台をたずね、さらにその山麓の大同江に面する永明寺を訪問した。そのとき、日本の禅僧旭某氏が住職然として出でて応接したから、「あなたはこの寺の住職になったか」とたずねたれば、「イヤ住職ではないが、住職以上である」との答えである。そのわけはと問えば、曰く、「この寺は実に風景に富みたる名刹であるが、住職は極めて愚物で、余は(旭氏自らいう)初めてこの寺に来たり、住職に毎日酒代を恵むことを約し、自らこの寺に入り、住職を小使いの代わりに使っておる」とのことを聞いた。その住職は、酒をのむよりほかに芸もなく欲もないそうである。

はじめて朝鮮に入るものの目に、第一に触るるものは墓地である。