Japanische Klassiker mit Furigana
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めいしんとしゅうきょう
迷信と宗教
井上 円了
Lesen Sie 迷信と宗教 (めいしんとしゅうきょう) von 井上 円了 (いのうええんりょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 151.147 Zeichen · 298 Bildschirme
これはつまり、首を切ったときの形が、幻覚の上に現るるゆえである。
蕃人は父母の死したるときにその死骸を床の下に埋め、目印に石を建てて去り、その家は自然にくずるるに任せ、他家に移住するとのことである。葬式には神詞のごときものあって読み上ぐるそうだ。あるいはまた、死者あれば家人相集まりて哭泣の礼を挙げ、死体に新衣を着け、これを鹿の皮か布に包みて土中に埋め、その地には決して近づかず、また死者のことを語るを嫌う種族もあるそうだ。
彼らの平常生活における迷信の風俗について伝聞するところによると、夜中、犬の遠ぼえするを聞くときは、家族中に必ず死するものあるべしとの迷信より、祈祷して厄払いをすること。また、旅行中くしゃみすれば大凶事ありとして、急ぎて帰宅すること。また、自宅にて一人くしゃみすれば、他の者が祈祷を行うこと。また、婦人は幽霊をおそれて夜間外出をなさざること。隣人の食物に触るることあれば、眼病をうれうるの兆しありとすること。また、牡鶏の日の暮るるときに鳴くを不吉の兆しとし、ただちにその鶏を殺すことなどが生蕃の迷信である。ある一種族は、妻が懐妊するとその夫が謹慎し、いよいよ臨月に近づけば、妻は外へ出でて働くも、夫は家内に閉じこもって決して外出せぬそうだ。