Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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ぜにがたへいじとりものひかえ

銭形平次捕物控

野村 胡堂

Lesen Sie 銭形平次捕物控 (ぜにがたへいじとりものひかえ) von 野村 胡堂 (のむらこどう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 157.440 Zeichen · 313 Bildschirme

Aozora Bunko

「?」

「手ッ取り早くいえばこうだよ。斑組の首領と五郎八とが互いに張り合って近江屋半兵衛の隠した一万両の御用金を捜したことだろう。それが何うしてもわからない、そこでこのおれをつり出して、謎を解かせることを思いついたのだ」

「なるほどね」

銭形平次の智慧を利用しにかかった、悪者どもの悪智慧に、八五郎はまさに口も塞がりません。

「一万両の小判はお前も知っての通り直ぐ見つかった。が、それを右から左へ積んで、真っ直ぐに八丁堀の組屋敷に持込もうとは悪者どもも思いつかなかったろう」

「ひどい奴らですね」

「その果てがまた一人殺された。残るのは斑組の首領と、斑組が盗み溜めた金だ」

「それは何処にあるでしょう親分」

「そんなことがわかるものか。向うから仕掛けて来るのを待つ外はない――が、斑組の首領はいずれおれたちの前に、その正体を現わすだろう」

平次が話し終ると、お静はそっと二本目の銚子を猫板の上に載せるのでした。

邪恋の果

不敵の予告

「た、大変、親分」

「サア来やがった。妙に生温かい風が吹くと思ったら、八の野郎が飛んで来たようだ。その煙草盆を片づけて置け、また火入れを履かれるとかなわない」