Japanische Klassiker mit Furigana
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まほうにんぎょう
魔法人形/サーカスの怪人
江戸川 乱歩
Lesen Sie 魔法人形/サーカスの怪人 (まほうにんぎょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 148.224 Zeichen · 297 Bildschirme
怪老人
それに、もうこんなにうす暗くなっていて、顔もはっきり見えやしないのだからね。」
明智の説明に、中村警部は「ううん。」とうなってしまいました。警官に化けて逃げだすなんて、なんという悪知恵のはたらくやつでしょう。
「だが、それなら、早く手配をしなけりゃあ。非常警戒をしなけりゃあ。」
中村警部があわてるのを、明智はしずかに、手でおさえるようにして、
「中村君、だいじょうぶだよ。安心したまえ。これがあいつの奥の手なら、ぼくのほうには、それより上の奥の手が、ちゃんと用意してあるんだ。あいつは、きっと、つかまえてみせるよ。」
明智は、さも自信ありげに、きっぱりと、いいきるのでした。
怪老人
お話は、すこし前にもどって、二十面相が警官の制服を着こみ、地下道の入口に番をしていたふたりの巡査を、うまくごまかして、裏の原っぱを、町のほうへいそいでいるときです。その原っぱに、ふしぎなことが起こりました。
原っぱには、人間の腰までかくれるほど、草がいっぱいはえているのですが、その草むらが、風もないのに、ざわざわと、動きはじめたのです。それも一ヵ所ではありません。あちらでもこちらでも、動いているのです。