Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
悪魔のさいご
あけてみると、豹は影もかたちもなくなっていたとき、このふたつだ。ぼくには、このなぞが、なかなかとけなかった。
どちらのばあいも、窓には鉄格子が、はまっていた。ドアは一つしかなかった。ドアのそとには、ずっと人が立っていた。だから、人間にしろ、犬にしろ、その部屋から、そとに出ることは、ぜったいにできなかったはずだ。
これはじつに、むずかしいなぞだった。しかし、ぼくは、今ではそのなぞも、すっかり、といてしまったのだよ。」
明智はそういって、ニッコリ笑うのでした。
悪魔のさいご
明智は話しつづけました。
「宝石商のおくまった応接室へ、黄金豹がとびこんで、あと足でドアをしめたひょうしに、かけがねがおりてしまったので、警官たちが、ドアを破ってとびこむと、部屋の中は、からっぽになっていた。たった一つの窓には、鉄格子がはまっているのだから、どこにも出口はなかった。それなのに、さっき、とびこんだばかりの黄金豹は影も形もなくなっていた。そのときの黄金豹は、むろんきみだった。きみが豹の皮をかぶっていたのだ。
きみは、うすいラシャでつくった洋服をきたうえに、豹の皮をかぶっていた。