Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
動く毛がわ
つまり、純金の豹の箱をうずめた、たたみの上にすわりつづけ、夜はそこへふとんをしかせて寝るわけです。
そして、その寝室のまわりの、うちの中には、ふたりの書生と、ふたりの社員が、たえず見はりをしていますし、武夫君も、武夫君のおかあさんも、大ぜいの女中たちも、みんなこちらのみかたです。さらに家のまわりの庭には、五人の警官が歩きまわり、鉄棒を持った助造じいさんが、目を光らせています。寸分のすきまもない厳重な警戒です。
これほど用心をすれば、いくら怪獣でも、どうすることもできないだろうと、園田さんは、ひとまず安心していたのですが、なにしろ、相手は千年のこうをへた怪獣です。どんな魔法を使って、純金の豹を盗みださないものでもありません。安心するのはまだ早いようです。
それが証拠に、黄金豹が武夫君の部屋の窓の外に、あらわれたあくる日から、園田さんのやしきには、じつにきみの悪い、恐ろしいできごとが、つぎつぎとおこるのでした。
動く毛がわ
あくる日の夕がたのことです。大学にかよっている書生のひとりが、部屋の見まわりをしていて、なにげなく絵画室へはいっていきました。さきにも書いたとおり、その広い絵画室の壁には、たくさんの日本画や西洋画がかけてあるのですが、それが、ことごとく豹の絵ばかりなのです。