Japanische Klassiker mit Furigana
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おうごんひょう
黄金豹/妖人ゴング
江戸川 乱歩
Lesen Sie 黄金豹/妖人ゴング (おうごんひょう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.404 Zeichen · 307 Bildschirme
水の底
しかし、トランクづめになった小林君は、これから、どうなるでしょう? いくら冒険になれているといっても、あいてが、あの恐ろしい妖人ゴングです。もしや、いままでに、一度も出あったことのないような恐ろしいめに、あわされるのではないでしょうか。
新聞は、この怪物に、「妖人ゴング」という名をつけていました。ゴングというのはドラのことです。あのウワン、ウワン、ウワンという声が、まるでドラを、ゴン、ゴンとたたくように聞こえるので、だれいうとなく、妖人ゴングという、怪物にふさわしい名がついたのでした。
水の底
にせ小説家の人見良吉と、大トランクをのせた自動車は、アパートを出発して、東へ、東へと走りました。人見がなにもさしずをしないのに、運転手は、かってに車を進めていきます。この運転手も、怪物の手下にちがいありません。
十五分も走ると、勝鬨橋の近くの隅田川の岸につきました。その岸に、こわれかかった倉庫のような建物があります。人見と運転手は、大トランクを運んで、その建物の中にはいりました。
人見が、どこかのスイッチをおすと、てんじょうからさがっているはだか電灯が、パッとつきました。