Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
或はこの歌は年代の明かな人麿の作として最初のもので、初期(想像年齢二十七歳位)の作と看做していいから、幾分常識的散文的にいうと腑に落ちないものがあるかも知れない。特に人麿のものは句と句との連続に、省略があるから、それを顧慮しないと解釈に無理の生ずる場合がある。
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島の宮まがりの池の放ち鳥人目に恋ひて池に潜かず 〔巻二・一七〇〕 柿本人麿
人麿が日並皇子尊殯宮の時作った中の、或本歌一首というのである。「勾の池」は島の宮の池で、現在の高市郡高市村の小学校近くだろうと云われている。一首の意は、勾の池に放ち飼にしていた禽鳥等は、皇子尊のいまさぬ後でも、なお人なつかしく、水上に浮いていて水に潜ることはないというのである。
真淵は此一首を、舎人の作のまぎれ込んだのだろうと云ったが、舎人等の歌は、かの二十三首でも人麿の作に比して一般に劣るようである。例えば、「島の宮上の池なる放ち鳥荒びな行きそ君坐さずとも」(巻二・一七二)、「御立せし島をも家と住む鳥も荒びなゆきそ年かはるまで」(同・一八〇)など、内容は類似しているけれども、何処か違うではないか。