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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

に続けた序詞だが、実際から来ている序詞である。「大原」は高市郡小原の地なることは既に云った。この歌で心を牽いたのは、「今夜逢へるかも」という句にあったのだが、この句は、巻十(二〇四九)に、「天漢川門にをりて年月を恋ひ来し君に今夜逢へるかも」というのがある。

なお、この巻(五二四)に、「蒸ぶすまなごやが下に臥せれども妹とし寝ねば肌し寒しも」という藤原麻呂の歌もあり、覚官的のものだが、皇子の御歌の方が感深いようである。此等の歌は取立てて秀歌という程のものでは無いが、ついでを以て味うの便となした。

○

庭に立つ麻手刈り干ししき慕ぶ東女を忘れたまふな 〔巻四・五二一〕 常陸娘子

藤原宇合(藤原不比等第三子)が常陸守になって任地に数年いたが、任果てて京に帰る時、(養老七年頃か)常陸娘子が贈った歌である。娘子は遊行女婦のたぐいであろう。「庭に立つ」は、庭に植えたという意。「麻手」は麻のことで、巻十四(三四五四)に、「庭に殖つ麻布小ぶすま」の例がある。類聚古集に拠って「手」は「乎」だとすると分かりよいことは分かりよい。「刈り干し」までは、「しきしぬぶ」