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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

あなたのように幾ら思っても甲斐ない方は、伽藍の中に居る餓鬼像を後ろから拝むようなものではありませんか、というので、才気のまさった諧謔の歌である。仏教の盛な時代であるから、才気の豊かな女等はこのくらいの事は常に云ったかも知れぬが、後代の吾等にはやはり諧謔的に心の働いた面白いものである。そしてこの歌でよいのは女の語気を直接に聞き得るごとくに感じ得る点にある。

○

沖へ行き辺に行き今や妹がためわが漁れる藻臥束鮒 〔巻四・六二五〕 高安王

高安王が鮒の土産を娘子に呉れたときの歌である。高安王は天平十四年正四位下で卒した人で、十一年大原真人の姓を賜わっている。一首の意味は、この鮒は、深いところから岸の浅いところ方々歩いて、つかまえた藻の中にいた大鮒だが、おまえに持って来た、というぐらいの意で、「藻臥」は藻の中に住む、藻の中に潜むの意。「束鮒」は一束、即ち一握り(二寸程)ぐらいの長さをいう。この結句の造語がおもしろいので選んで置いた。巻十四(三四九七)の、「河上の根白高萱」などと同じ造語法である。

○

月読の光に来ませあしひきの山を隔てて遠からなくに 〔巻四・六七〇〕 湯原王