Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
この歌の稍主観的な語は、「わが欲りし」と、「底ふかき」とであって、知らず識らずあい対しているのだが、それが毫も目立っていない。
高市黒人の歌に、「吾妹子に猪名野は見せつ名次山角の松原いつか示さむ」(巻三・二七九)があり、この歌より明快だが、却って通俗になって軽くひびく。この場合の「見せつ」は、「吾妹子に猪名野をば見せつ」だから、普通のいい方で分かりよいが含蓄が無くなっている。現に中皇命の御歌も、或本には、「わが欲りし子島は見しを」となっている。これならば意味は分かりよいが、歌の味いは減るのである。第一首の、「君が代も我が代も知らむ(知れや)磐代の岡の草根をいざ結びてな」(巻一・一〇)も、生えておる草を結んで寿を祝う歌で、「代」は「いのち」即ち寿命のことである。まことに佳作だから一しょにして味うべきである。以上の三首を憶良の類聚歌林には、「天皇御製歌」とあるから、皇極(斉明)天皇と想像し奉り、その中皇命時代の御作とでも想像し奉るか。
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香具山と耳梨山と会ひしとき立ちて見に来し印南国原 〔巻一・一四〕 天智天皇
中大兄(天智天皇)の三山歌の反歌である。