Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
詠レ葉とことわっていても、題詠でなく、広義の恋愛歌として、象徴的に歌ったものであろう。人麿の歌に、「古にありけむ人も吾が如か妹に恋ひつつ宿ねがてずけむ」(巻四・四九七)というのがある。さすれば此は伝誦の際に民謡風に変化したものか、或は人麿が二ざまに作ったものか、いずれにしても、二つ並べつつ鑑賞して好い歌である。
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山の際に渡る秋沙の行きて居むその河の瀬に浪立つなゆめ 〔巻七・一一二二〕 作者不詳
詠メルレ鳥ヲ、作者不明。「秋沙」は、鴨の一種で普通秋沙鴨、小鴨などと云っている。一首の意は、山のあいを今飛んで行く秋沙鴨が、何処かの川に宿るだろうから、その川に浪立たずに呉れ、というので、不思議に象徴的な匂いのする歌である。作者はほんのりと恋愛情調を以て詠んだのだろうが、情味が秋沙鴨に対する情味にまでなっている。これならば近代人にも直ぐ受納れられる感味で、万葉にはこういう歌もあるのである。「行きて居む」の句を特に自分は好んでいる。「明日香川七瀬の淀に住む鳥も心あれこそ波立てざらめ」(巻七・一三六六)は、寄スルレ鳥ニの譬喩歌だから、此歌とは違うが、譬喩は譬喩らしくいいところがある。