Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
大伴坂上郎女が、天平四年三月佐保の宅で詠んだ歌である。普段には、身につまされて寧ろ苦しいくらいな喚子鳥の声も、なつかしく聞かれる春になった、というので、奇もなく鋭いところもないが、季節の変化に対する感じも出ており、春の女心に触れることも出来るようなところがある。「時にはなりぬ」だけで詠歎のこもることは既にいった。佐保の宅というのは、郎女の父大伴安麿の宅である。「春日なる羽易の山ゆ佐保の内へ鳴き行くなるは誰喚子鳥」(巻十・一八二七)、「答へぬにな喚び響めそ喚子鳥佐保の山辺を上り下りに」(同・一八二八)、「卯の花もいまだ咲かねば霍公鳥佐保の山辺に来鳴き響もす」(巻八・一四七七)等があって、佐保には鳥の多かったことが分かる。
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波の上ゆ見ゆる児島の雲隠りあな気衝かし相別れなば 〔巻八・一四五四〕 笠金村
天平五年春閏三月、入唐使(多治比真人広成)が立つ時に、笠金村が贈った長歌の反歌である。一首は、あなたの船が出帆して、波の上から見える小島のように、遠く雲がくれに見えなくなって、いよいよお別れということになるなら、嗚呼吐息の衝かれることだ、悲しいことだ、というのである。