Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

槐本歌一首とあるもので、槐本は柿本の誤写で人麿の作だろうという説がある。一首の意は、近江の楽浪の比良山を吹きおろして来る風が、湖水のうえに至ると、釣している漁夫の袖の翻るのが見える、という極く単純な内容であるが、張りある清潔音の連続で、ゆらぎの大きい点も人麿調を聯想せしめるし、人麿歌集出の歌だから、先ず人麿作と云っていいものであろう。この歌の上の句ほどの程度の、諧調音でも吾々が作るとなれば、なかなか容易のわざではない。

○

泊瀬河夕渡り来て我妹子が家の門に近づきにけり 〔巻九・一七七五〕 柿本人麿歌集

舎人皇子に献った歌二首中の一つで、人麿歌集に出でたものである。「門」をカナドと訓んだのは、「金門にし人の来立てば」(巻九・一七三九)等の例に拠ったので、「金門」で単に「門」という意味に使っている。一首の意味は、恋歌で、恋しい女の家に近づいた趣だが、快い調子を持って居り、伸々と、無理なく情感を湛えている点で、選ぶとせば選ばれる歌である。ただ舎人皇子に献った歌だというので、何か寓意を考え、「此歌モ亦下意アル歟。君ガ恩恵ヲ近ク蒙ルベキ事ハ、譬ヘバ人ノ夕去バ必ラズ逢ハムト契リタラムニ、泊瀬川ノ早キ瀬ヲカラウジテ渡リ来テ其家近ク成タルガ如シトヨメル歟」