Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
(巻八・一五五二)に似ているが、「浅茅がもとに」というのが実質的でいいから取って置いた。結句の「も」は「さを鹿鳴くも」の「も」に等しい。万葉にはこの種類の歌がなかなか多いが皆相当なものだというのは、実質的で誤魔化さぬのと、奥に恋愛の心を潜めているからであるだろう。
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秋萩の枝もとををに露霜置き寒くも時はなりにけるかも 〔巻十・二一七〇〕 作者不詳
初冬の寒露のことをツユジモと云った。宣長は玉勝間で単にツユのことだと考証しているが、必ずしもそう一徹に極めずに味うことの出来る語である。萩の枝が撓うばかりに露の置いた趣で、そう具体的に眼前のことを云って置いて、そして、「寒くも時はなりにけるかも」と主観を云っているが、感の深い云い方であるのは、「も」、「は」などの助詞を持っているからである。
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九月の時雨の雨に沾れとほり春日の山は色づきにけり 〔巻十・二一八〇〕 作者不詳
この歌も伸々として、息をふかめて歌いあげて居る。「時雨のあめに沾れ通り」の句がこの歌を平板化から救って居るし、全体の具合から作者はこう感じてこう云って居るのである。