Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
ただ現代語と違って古語だから、軽薄に聞こえずに濃厚に聞こえるのである。おもいがけず、突然に、というのを「念はぬに」という。「念はぬに時雨の雨は降りたれど」(巻十・二二二七)。「念はぬに妹が笑ひを夢に見て」(巻四・七一八)等の例がある。「歓しみと」の「と」の使いざまは、「歓しみと紐の緒解きて」(巻九・一七五三)とある如く、「と云って」の意である。にこにこと匂うような顔容をば、「笑まむ眉引」というのも、実に旨いので、古語の優れている点である。やはり此巻(二五二六)に、「待つらむに到らば妹が歓しみと笑まむすがたを行きて早見む」というのがあり、大に似ているが、この方は常識的で、従って感味が浅い。なお、巻十二(三一三八)に、「年も経ず帰り来なむと朝影に待つらむ妹が面影に見ゆ」というのもある。
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斯くばかり恋ひむものぞと念はねば妹が袂を纏かぬ夜もありき 〔巻十一・二五四七〕 作者不詳
作者不明。こんなに恋しいものだとは思わなかったから、妹といっしょに寝ない晩もあったのだが、こうして離れてしまうと堪えがたく恋しい。容易く逢われた頃になぜ毎晩通わなかったのか、と歎く気持の歌である。