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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

は「否かも」で「を」は調子のうえで添えたもの、文法では感歎詞の中に入れてある。「相見ては千歳や去ぬる否をかも我や然念ふ君待ちがてに」(巻十一・二五三九)の「否をかも」と同じである。古樸な民謡風のもので、二つの聯想も寧ろ原始的である。それに、「降れる」というところを「降らる」と訛り、「乾せる」というところを「乾さる」と訛り、「かも」という助詞を三つも繰返して調子を取り、流動性進行性の声調を形成しているので、一種の快感を以て労働と共にうたうことも出来る性質のものである。「かなしき」は、心の切に動く場合に用い、此処では可哀いくて為方のないという程に用いている。「児ろ」の「ろ」は親しんでつけた接尾辞で、複数をあらわしてはいない。この歌はなかなか愛すべきもので、東歌の中でもすぐれて居る。

ニヌは原文「爾努」で旧訓ニノ。仙覚抄でニヌと訓み、考でニヌと訓んだ。布の事だが、古鈔本中、「爾」が「企」になっているもの(類聚古集)があるから、そうすれば、キヌと訓むことになる。即ち衣となるのである。

○

信濃なる須賀の荒野にほととぎす鳴く声きけば時過ぎにけり 〔巻十四・三三五二〕 東歌