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Japanische Klassiker mit Furigana

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まんようしゅうか

万葉秀歌

斎藤 茂吉

Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme

Aozora Bunko

「にへ」は贄で、「にひなめ」は、「にへのいみ」(折口博士)の義だとしてある。一首の意は、今は縦い葛飾で出来た早稲の新米を神様に供えてお祭をしている大切な、身を潔くしていなければならない時であっても、あの恋しいお方のことですから、空しく家の外に立たせては置きませぬ、というので、「その愛しき」の「その」は憶良の歌にもあった、「そのかの母も」(巻三・三三七)の場合と同じである。軽く「あの」ぐらいにとればいい。それにしても、自分の恋しいあのお方ということを、「その愛しきを」という、簡潔でぞくぞくさせる程の情味もこもりいる、まことに旨い言葉である。農業民謡で、稲扱などをしながら大勢して歌うこともまた可能である。

○

信濃路は今の墾道刈株に足踏ましむな履著け我が夫 〔巻十四・三三九九〕 東歌

信濃国歌。「今の墾道」は、まだ最近の墾道というので、「新治の今つくる路さやかにも聞きにけるかも妹が上のことを」(巻十二・二八五五)が参考になる。一首の意は、信濃の国の此処の新開道路は、未だ出来たばかりで、木や竹の刈株があってあぶないから、踏んで足を痛めてはなりませぬ、吾が夫よ、履をお穿きなさい、というのである。