Japanische Klassiker mit Furigana
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まんようしゅうか
万葉秀歌
斎藤 茂吉
Lesen Sie 万葉秀歌 (まんようしゅうか) von 斎藤 茂吉 (さいとうもきち) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 213.820 Zeichen · 427 Bildschirme
旅中にあって誦するにふさわしいもので、古調のしっとりとした、はしゃがない好い味いのある歌である。事象としては「天の時雨の流らふ」だけで、上の句は主観で、それに枕詞なども入っているから、内容としては極く単純なものだが、この単純化がやがて古歌の好いところで、一首の綜合がそのために渾然とするのである。雨の降るのをナガラフと云っているのなども、他にも用例があるが、響きとしても実に好い響きである。
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秋さらば今も見るごと妻ごひに鹿鳴かむ山ぞ高野原の上 〔巻一・八四〕 長皇子
長皇子(天武天皇第四皇子)が志貴皇子(天智天皇第四皇子)と佐紀宮に於て宴せられた時の御歌である。御二人は従兄弟の関係になっている。佐紀宮は現在の生駒郡平城村、都跡村、伏見村あたりで、長皇子の宮のあったところであろう。志貴皇子の宮は高円にあった。高野原は佐紀宮の近くの高地であっただろう。
一首の意は、秋になったならば、今二人で見て居るような景色の、高野原一帯に、妻を慕って鹿が鳴くことだろう、というので、なお、そうしたら、また一段の風趣となるから、二たび来られよという意もこもっている。