Japanische Klassiker mit Furigana
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ふれんぞくさつじんじけん
不連続殺人事件
Lesen Sie 不連続殺人事件 (ふれんぞくさつじんじけん) von Sakaguchi Ango (坂口 安吾) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 162.047 Zeichen · 322 Bildschirme
そのほか、加代子さんとコーヒー茶碗をとりかえた土居画伯も、最もケンギをまぬがれることができません。むしろ、土居画伯が、超特別に疑られて然るべき立場にあります」
ピカ一は勝手にしやがれと言わんばかり、とりあわなかった。
「然し、問題は、このカケているコーヒー茶碗ということでして、常にそれを取り扱っているツボ平夫妻、八重、木曾乃はそれを見分けることができても、他の我々は、土居画伯の茶碗はカケているとは知っていても、どのようにカケているかは知らないのですよ。更に、又、それ以上の大問題は、歌川家のコーヒー茶碗は土居スサノオノミコトによって破壊され、若しも新らたに客人がふえた場合は、土居画伯同様、カケたコーヒー茶碗を割り当てられる運命にある、このことを犯人が知っていなければ、この犯行はなりたたないということですな。私は犯人は元々加代子殺しの狙いで、土居画伯暗殺失敗説はとるに足らずと見るものですが、さて、加代子殺しが狙いとすれば、ケンギの第一はコーヒー茶碗をとりかえた土居画伯、これは何といっても、最大のケンギをまぬがれませんよ。次に、もし又、犯人は土居画伯でないとすれば、毒薬は土居画伯のコーヒーにはいっていたことから推して、犯人は、加代子さんのコーヒー茶碗はカケた茶碗であることを知ってはいた。