Japanische Klassiker mit Furigana
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せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
Lesen Sie 世界怪奇実話 (せかいかいきじつわ「じょぶん」) von 牧 逸馬 (まきいつま) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.305 Zeichen · 498 Bildschirme
問。ブレント入江へ伴れて行ったのは何の為か。
答。そんな処へ伴れて行った覚えはありませぬが、つれて行ったと言うなら行ったのでしょう。
問。伴れて行って何うしたか。
答。水の中ですか。
問。殺害の順序方法を述べてみよ。
答。あの娘を殺した者があるなどと、それは全く不可能の事にしか思えませぬ。
問。殴打して殺したのではないか。
答。そんな事はないと思います。
問。暴行の模様を述べよ。
―笑って答えず。
問。ナイフで殺したのか。
答。はい。其のようであります。
問。何度突いたか。
答。一度で充分でした。
問。死体の衣服を剥ぎ脱って何うしたか。
答。一切記憶がありません。
問。死体は何うしたか。
答。斬って川へ沈めた。
問。その斬っている時何ういう感じがしたか。
答。別に何ういう感じもしませんでした。
問。何の為めにそんなことをしたか。
答。それは解りません。多分悪魔が乗り移っていたのでしょう。オウオソ町には七千人の人が住んでいますが、其の中で一人として、私を指して悪い人間だと言う者は無い筈です。
問。このナイフで殺したのか。
答。兎に角それは私のナイフのようです。
次ぎは州刑事部長リチャアド・エリオット氏の取った調書である。