Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
せかいかいきじつわ「じょぶん」
世界怪奇実話
牧 逸馬
Lesen Sie 世界怪奇実話 (せかいかいきじつわ「じょぶん」) von 牧 逸馬 (まきいつま) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 251.305 Zeichen · 498 Bildschirme
6
疾うにフリント市のジェネシイ郡警司フランク・グリイン氏の事務所に自動車を乗りつけて、友人である代理検察官の一人マアク・ペイルソルプ Mr. Mark Pailthorpe に、いま聞いた通りのロスリッジ青年の夢の話しを耳打ちしていた。
が、言う迄もなくペイルソルプは、この奇抜な聞込みに一顧の価値をも認めなかった。事件以来、ありと凡ゆる根拠のない風説や、個人的な悪感情に基くとしか思われない様ざまな意外な人への疑点や中傷などが、連日何十何百となく、或いは態わざ自身訪問して、あるいは文書で、しっきりなく舞い込んで来ていて当局は応接に暇なく、極度に悩まされ続けていた。明らかに、これも其の一つに過ぎない。しかし、捜査は未だ五里霧中にあって、刑事連は、藁をも掴み度い焦燥に駆られている最中である。
無駄を承知で、鳥渡掘じくってみようか。その分には損はない――ペイルソルプは、机上を片附けて起ち上がっていた。
「おい、誰か僕と一緒に、骨折り損の草臥れ儲けに出掛ける物好きはないか。タマス・ケリイ君、ヘンリイ・マンガア君、何うだ散歩の心算で来給え」
6
Mark Pailthorpe, Thomas Kelly, Henry Munger ――この内タマス・ケリイは黒人である――の、偶然にもフランク・グリイン氏部下の最も敏腕なる