Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
ぶっきょうじんせいとくほん
仏教人生読本
岡本 かの子
Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme
すっかり苦労に負けてしまって、味も素っ気もなくなってしまい、狡くなり、卑屈になってしまうのがあります。これはどうしたことでありましょう。
人世に苦労があるよりはない方がよろしいのであります。さればといって現に苦労がある世の中から逃れるには死より外に道がありません。ですから、苦労に立ち向って、これを凌ぐ力を養わねばなりません。凌ぐ力が養えたら、苦労があってもないのと同様であります。すなわち、苦労をするのは、苦労が目的でなく、人世から苦労を、ないも同様にしようとする方法手段であることが判ります。方法手段に捉われて、目的を忘れてしまうのは、人世の道草であります。苦労のしくずれは、この途中の苦労に捉われ、目的地を忘れた道草の人であります。
釈尊が仏教を打ち建てられたとき、仏教の立場から当時印度に行われていた他の多くの思想宗教学派について非難攻撃をされました中に、苦行外道(外道六師の中の一人、その名を阿耆多翅舎欽婆羅という)というのがあります。わざと襤褸を着て、身体を火で炙いたりして、自分に苦痛を加えるのを修業と心得る修道派の一派であります。そうすると来世は幸福ばかりを享けるところの天界に生れると考えているのであります。