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Japanische Klassiker mit Furigana

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ぶっきょうじんせいとくほん

仏教人生読本

岡本 かの子

Lesen Sie 仏教人生読本 (ぶっきょうじんせいとくほん) von 岡本 かの子 (おかもとかのこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 124.886 Zeichen · 246 Bildschirme

Aozora Bunko

とか「生悟り」とかいうものになりまして、却って仏教が世間から誹を招く基になるのであります。

この肥えた土地を発見した老大家は、それへ創造工夫の種子を蒔いて、折角掴んだ理想美を誰にも解りやすく摘み取れるよう、成長開花せしむべきでありました。それをしないで肥えた土地、すなわち実りと、早合点してしまいました。模糊の絵を見て不審がっている若い画家の顔を見て、老大家は自信を裏切られたように感じました。一度は自信を取り戻そうと努めましたが、うまく行かなかったか、翌日自殺してしまいました。

ひとたび、この「空」の世界の宝田を見付け、それから、これによき種子を蒔き、よき実りを得さしめて、それを人々に与えようとする修業を、悟後の修業とも、百尺竿頭一歩を進むとも言いまして、人生これからが大いに他人のために働くべきときであります。釈尊が菩提樹下で正覚後四十五年の説法、それに次いで代々の宗祖、高僧がたの利生方便はみなこれであります。

話があまり専門的に亘ったようですが、私たち普通人にも独り合点、早合点はよくあることです。すべての物事は誰にも判るよう、誰とも話し合えるようにすることで初めて物の役に立つのであります。