Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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かめんのきょうふおう

仮面の恐怖王/電人M

江戸川 乱歩

Lesen Sie 仮面の恐怖王/電人M (かめんのきょうふおう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N3. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N3 · Mittel · moderne Kanji und Kana · 153.590 Zeichen · 308 Bildschirme

Aozora Bunko

ぼくをここへおびきよせたのは、なんのためなんだい。」

「それは、おもしろいものを見せてやろうとおもったからさ。つまり、宣伝のためだよ。」

「えっ、宣伝のためだって。」

「そうさ、宣伝さ。そのために、おれたちは電光ニュースや、広告塔にいたずらをしたり、印刷した紙をばらまいたり、火星人のような怪物をあらわしたり、ロボットを空へとばしたりしているんだ。」

「ロボットといえば、きょうのきみのロボットと、あの空へとんだロボットとは、つくりかたがちがうんだね。」

「そうだよ。空へとんだやつは、ビニールの風船だよ。ロボットのような形にして、色をぬってごまかしてあるのさ。水素がいっぱいつめてあるので、鉄の靴さえぬげば、とびあがるようになっているのだ。そのうえ、胸のところは、防弾チョッキのように、軽いじょうぶな金属がついているのさ。」

「じゃあ、あの中に人間がはいっていたの。」

「いや、人間なんかはいってやしない。はいっていたら、あんなにとべないよ。ただの風船さ。」

「それじゃ、どうして、ものを言ったんだい。」

「ロボットの胸に、無線電話のラウド・スピーカーが仕掛てあって、遠くから、おれたちの仲間がしゃべっていたんだよ。