Japanische Klassiker mit Furigana
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めいきょくけっていばん
名曲決定盤
野村 あらえびす
Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme
しかし最近それらのものが、ほとんどことごとくクライスラー自身の創作で、全然「種」のないものであったことが明らかにされ、世間は二度吃驚したのは、かなり有名な、そして愉快な逸話である。人の物を自分の物のように発表する人こそあれ、自分の手柄の半分を、かつて存在したこともない故人に帰するのは、なんという皮肉な詭計であろう。もとよりその方が無名の一提琴家の作曲と言うよりは、遙かに世間への通りが良かったかも知れない、その代り、作曲の手柄の半分は全く無償で、自分から割り引いてきたのだ。
クライスラーには、特別の甘さがあり、比類のない情味がある。それをレコードで満喫するためには、クライスラーの作曲または編曲を選ばなければならない。『スーヴニール』や『セレナーデ』も悪くはないが、本当のクライスラー、クライスラーらしいクライスラーを味わう人のために、私は、前掲八枚のレコードのうち、『支那の鼓』『カプリス・ヴィノア』『愛の歓び』『愛の悲しみ』から始めるようにお勧めしたい。
『支那の鼓』はクライスラーが支那に遊んだ時、支那の寄席小屋の中で叩いていた、小型の太鼓の面白いリズムに興を催し、それから暗示を得て書いたものだと言われている。