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Japanische Klassiker mit Furigana

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めいきょくけっていばん

名曲決定盤

野村 あらえびす

Lesen Sie 名曲決定盤 (めいきょくけっていばん) von 野村 あらえびす (のむらあらえびす) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 344.837 Zeichen · 680 Bildschirme

Aozora Bunko

七十以上の頽然たる年輩でありながら、これほど気魄のある演奏が出来るのは、真に驚くべきである。非常に美しいくせに、非常にダイナミックで、ちょうど雪舟が老境に入って書いた画が、驚くほど気魄に漲っていたのと、全く同一である。いかなる芸術家も、年齢に因る衰頽は致し方がなく、技巧的には確かさが加わっても、気魄にすき切れが出来て、息が続かなくなり、むらの多い作品が出来るのが普通であるが、トスカニーニは決してそうではない。彼はいつまでも青年の情熱と気魄で描き続けている。当代の第一人者である貫禄は、実にここに由来するのである。

さてトスカニーニのレコードでは、ニューヨーク・フィルハーモニーを指揮したのが、今のところ最も良い。その条件に叶った新しいレコードは、ベートーヴェンの『交響曲第七番=イ長調』(作品九二)(ビクター、JD八一九―二三、名曲集六二二)であろう。

『交響曲第七番』は、ベートーヴェンの交響曲の中では最も不思議な情熱を持った曲である。それはいわゆる「バッカスの狂宴」といわれる奔放な表現を要するもので、ワインガルトナーの磨き抜かれた美しさも、必ずしも悪くはなかろうが、しかしこの曲の奔騰する美しさは、トスカニーニの表現を以て第一番とすべきである。