Japanische Klassiker mit Furigana
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しおばらたすけいちだいき
塩原多助一代記
三遊亭 円朝
Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme
宜かろう、西洋へでも参ると、丁度我国の大道講釈のようなもので座料の一円や二円は取るから、斯うやって楽屋の者が大勢出て、畳の敷いてある上へお客を坐らせて、僅か四銭ぐらいでは余り芸が拙いようだから、せめて一人前五円宛も取ったら宜かろうと仰しゃいますが、それでは誰も寄席へお出になる方がございません、仕方がないから四銭という事に致して置きます。昔は蒲鉾が一本四十文であったと申します。お値段のお安い話ばかり致しますようでございますが、下駄の鼻緒なども昔は二足で三文でございました、それからこちらへ厄雑のものを二足三文と申す事だそうです。馬も昔は南部の極長けた所で五両ぐらいのもの、それが只今は馬流行で、皆さんが乗ってお歩きになりますが、時々横っ倒しに乗っていらっしゃるお方がありまして、危い事で、当今の馬は何れも二三百円も致しますから大きに模様が違って居ります事でございます。鹽原多助の養父角右衞門の買いました馬は、南部の盛岡の市で五両五粒で買った良い馬でございます。多助は日々その青という馬を引いて山坂を歩いて居りましたが、田舎では月待日待という事がありまして、十五夜廿三夜などには村の若い