Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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しおばらたすけいちだいき

塩原多助一代記

三遊亭 円朝

Lesen Sie 塩原多助一代記 (しおばらたすけいちだいき) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 138.733 Zeichen · 274 Bildschirme

Aozora Bunko

ア此ん畜生」

多「何が異ってる、己ア方で異ってるじゃねえ、汝え方の根性が異ってるもんだアから、当然の正直なことを云っても汝がには違っているように聞えるのだ、己ア真直の事を云うだよ」

小「可笑しい畜生だ、種々な事を云やアがる、申し旦那え、私ア二十両は入りやせん、此奴の前へ対しても金子を貰っちゃアきまりが悪くって帰られやせん、旦那え私は何だか変な心持になって強い事も云えなくなった」

多「駄目だなア、さっさと帰れ、だが、折角金え呉れべいと仰しゃるこんだから、戴いて往くが宜い」

小「なに金は入らねえが、旦那え、どうか裏口から密と出して下せえ」

と小平は悄れ果てゝ、衣類から脇差まで残らず置き、こそ/\と裏口から出て往きました。後で皆々ほっと息を吐き安心致し、尚お荷主八右衞門に手当を致しますと、二日程経ちまする中に大きに口もきけるようになりました。

番頭「やアお芽出とうございました」

八「どうもハア何とも始めて参り、斯ういう御厄介になろうとは心得やせん事で、併しお蔭さまで命には別条ねえで、大きに有難うがんした 国の方へは仔細を書いて二三日後れて帰ると書面を出しやんしたから、安心もしべいが、此方で危ねえ事、金を取られようとしたが、多助どんとやらの意見で泥坊もたまげ、悄れ果てゝ帰ったは偉え奉公人だねえ、私たまげやし