Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しょうせつ ほととぎす
小説 不如帰
徳冨 蘆花
Lesen Sie 小説 不如帰 (しょうせつ ほととぎす) von 徳冨 蘆花 (とくとみろか) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 129.742 Zeichen · 256 Bildschirme
五の一
幾はそこらを片づけながら
「ほんとにあの方はいい方でございますねエ。あれでも耶蘇でいらッしゃいますッてねエ」
「ああそうだッてね」
「でもあんな方が切支丹でいらッしゃろうとは思いませんでしたよ。それにあんなに髪を切ッていらッしゃるのですら」
「なぜかい?」
「でもね、あなた、耶蘇の方では御亭主が亡くなッても髪なんぞ切りませんで、なおのことおめかしをしましてね、すぐとまたお嫁入りの口をさがしますとさ」
「ほほほほ、ばあやはだれからそんな事を聞いたのかい?」
「イイエ、ほんとでございますよ。一体あの宗旨では、若い娘までがそれは生意気でございましてね、ほんとでございますよ。幾が親類の隣家に一人そんな娘がございましてね、もとはあなたおとなしい娘で、それがあの宗旨の学校にあがるようになりますとね、あなた、すっかりようすが変わっちまいましてね、日曜日になりますとね、あなた、母親が今日は忙しいからちっと手伝いでもしなさいと言いましてもね、平気でそのお寺にいっちまいましてね、それから学校はきれいだけれども家はきたなくていけないの、母さんは頑固だの、すぐ口をとがらしましてね、それに学校に上がっていましても、あなた、受取証が一枚書けませんでね、裁縫をさせますと、日が一日襦袢の袖をひねくっていましてね、お惣菜の大根をゆでなさいと申しますと