Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

かいじんにじゅうめんそう

怪人二十面相/少年探偵団

江戸川 乱歩

Lesen Sie 怪人二十面相/少年探偵団 (かいじんにじゅうめんそう) von 江戸川 乱歩 (えどがわらんぽ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 212.130 Zeichen · 422 Bildschirme

Aozora Bunko

ぼくはその男を見て、ひじょうにおどろきました。目の前に大きな鏡が立ったのではないかと怪しんだほどです。なぜかと申しますと、その弟子入り志願者は、背かっこうから、顔つきから、頭の毛のちぢれかたまで、このぼくと寸分ちがわないくらいよく似ていたからです。つまり、その男はぼくの影武者として、何かの場合のぼくの替え玉として、やとってほしいというのです。

ぼくは、だれにも知らせず、その男をやといいれて、あるところへ住まわせておきましたが、それがこんど役にたったのです。

ぼくはあの日外出して、その男のかくれがへ行き、すっかり服装をとりかえて、ぼくになりすましたその男を、先にぼくの事務所へ帰らせ、しばらくしてから、ぼく自身は浮浪人赤井寅三というものに化けて、明智事務所をたずね、ポーチのところで、自分の替え玉とちょっと格闘をして見せたのです。

賊の部下がそのようすを見て、すっかりぼくを信用しました。そして、それほど明智にうらみがあるなら、二十面相の部下になれとすすめてくれたのです。そういうわけで、ぼくは、ぼくの替え玉を誘かいするお手つだいをしたうえ、とうとう賊の巣くつにはいることができました。