Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

きょうふじょう

恐怖城 他5編

佐左木 俊郎

Lesen Sie 恐怖城 他5編 (きょうふじょう) von 佐左木 俊郎 (ささきとしろう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 143.735 Zeichen · 290 Bildschirme

Aozora Bunko

4

「房枝さん、どうかしたの? え?」

「頭が痛いんです」

房枝は真っ青な顔を上げて言った。

「頭が痛いんですって!」

鈴木女教員は房枝の額に手を当てて熱を診た。

「熱は大してないようね。脈は?」

彼女は脈を診たり、心臓に手をあててみたりした。

「脈が少し多いようね。あら、心臓がばかに早いじゃないこと? こうしていても大丈夫なの? 何かお薬を持ってきてあげましょうね。静かにして寝ていらっしゃい」

鈴木女教員はそう言って、教室を出ていった。

4

午後の第一時間の授業が始まった。吉川訓導は生徒を連れて畑から運動場へ出てきた。

「じゃ、おい、みんなね、大急ぎでこの落ち葉を掻き集めてくれ」

吉川訓導はそう言いながら、落ち葉を蹴って歩いた。生徒たちは、わっ! といっせいに地肌を覆い隠している落ち葉を掻き集めにかかった。

「なるべく埃を立てないようにしてくれ。そして、集めた木の葉はいまみんなで掘ってきた穴のところへ運んでいって、積んでおいてくれ」

窓にかけておいた洋服を取って着ながら、吉川訓導は言った。

「じゃいいかい。おい級長、あまり騒ぎ回らないようにするんだよ」

吉川訓導はそう言って、行きかけながらポケットの中を探った。