Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいだんつきのかがみ

政談月の鏡

三遊亭 円朝

Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme

Aozora Bunko

筆「私がお迎いに出ようと思って居りました処で、大層にこ/\笑って在っしゃいますね」

清「お家主さんが御親切に色々仰しゃって下さり、それにあのお内儀さんは綿を紡む内職が名人だそうで近所の娘達も稽古に来るからお前も遣したら宜かろうと、色々と御親切に仰しゃって衣類まで貸して下さり、此の通り私に綿入羽織にしろと被仰ってこれを貸して下すった実に御親切な事で恐入った訳で、仇に思っては成りませんぞ、実に仕合せな事で、何うか一生懸命に覚えて呉れるかね」

筆「お父様、私は一生懸命に神信心をして上手に成ってお父様のお手助けをいたし度うございますから御心配なく、来年の夏迄には屹度一人前に成りますから」

清「然う早くも覚えられまいが其の心得で居れば宜い」

と直に貰った着物を着せて礼に遣ると此方は嫁に仕様と思うのでございますから、ちやほや致し是から綿紡みを教えまして出来ても出来なくても、あゝ能く出来た、お前のはお店の受けが好い是は光沢が別だと云うので手間を先へ貸して呉れるように致して万事に気をつけて呉れるから大仕合せで、其の内暮になると何か手伝いをして遣り度いと思って居る