Japanische Klassiker mit Furigana
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せいだんつきのかがみ
政談月の鏡
三遊亭 円朝
Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme
孫「まア其様に大きな声をなすっては却っていけません、これ婆ア此処へ連れてお出で/\」
妻「さア此処へお出で」
と孫右衞門の妻に連れられてお筆は面目なげに泣きながら出て参りまして、顔も上げ得ませんで泣伏して居ります。
家「お前まア、何ういう訳でそんな軽率な事をしたのだえ、無分別の事ではないかえ、私に言い悪ければ家内にでも云って呉れゝば此様な事にはならないものを、親父さんは一人の娘が入水を致したからは此の世に何一つ楽みはないと置手紙をして世帯道具も其の儘置去りにして行方知れず、だが又帰る事もありましょうから親御の帰るまで私の家へお帰り、面目ない事は少しもありませんよ、何時迄も此方にお世話になって居ては済まん事で、さア、私と一緒に帰んなさい」
筆「はい」
孫「あゝ申し、就きまして貴方に折入ってお願がございますが、此のお筆さんは今は親の無い身の上で何処へ参ると云う見当もない事で、親御の御得心の無い者を私の娘に貰い度いとも申されませんが、お前様が御承知下されば何うも此の娘を私の娘にし度いと思いますが、是が深い縁があって助けたのだと家内も申して居りますので、私は他に子供がないから、何卒此の娘を貰って養子を仕様と云う