Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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せいだんつきのかがみ

政談月の鏡

三遊亭 円朝

Lesen Sie 政談月の鏡 (せいだんつきのかがみ) von 三遊亭 円朝 (さんゆうていえんちょう) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 54.603 Zeichen · 108 Bildschirme

Aozora Bunko

んだい」

勘「何んだって度々水を汲んでやったり何かするんで大きに色々お世話に成るって呉れましたが余り好い心持だから匂いを嗅いだが、些っとも好い香気はしませんね、矢張手拭の臭いがした」

姐「あの娘なんぞに何か貰いなさんなよ、何でも旦那が附いたに違えねえノ」

勘「えゝ、何んだか知りませんが、其の旦那てえのが些とも来るのを見た事がねえ、何でも夜中に来るんでげしょうよ何処かへ参詣に行くって時々出え/\したが、何処か知れない処で逢ってお金を貰って来るんでげしょう、あの親父が此の間髭を剃りましたよ白髪交りの胡麻塩頭を結て新しい半纏を引掛て坐って居ますが大きに様子が快くなって病人らしく無く成ったが、娘さんも襦袢に新しい襟を掛けたぜ、好いもんじゃア有りやせんが銘仙か何かの着物が出来ておつな帯を締ましたよ、宜い装をすると結髪で働いて居る時よりゃア又好く見えるね、内々魚などを買って喰う様子でげすぜ、此の間も魚屋が来たら何が有る、鱈……それじゃア鱈をお呉れって鱈を買いやしたが病人に鱈は宜うごぜえますのかね」

姐「そんな事を気にしなくっても宜いが何うも様子が訝しい」