Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
羅真人の仙術、人間たちの業を説くこと
つづれの帯に半上着、貧しげなこと、山姥といってもよいが、霞の目皺、丹い唇、どこやら姿態も賤しくない。
「オ、ご老母で」と、戴宗は一礼して――
「一清どのにお目にかかりたいことがあって、はるばる参った者でございますが」
「あなたさま。お名まえは」
「山東の戴宗と仰っしゃって下されば、たぶんおわかりのはずですが」
「それは、あいにくな。せがれは旅に出て居りませぬ」
「はて。里人のことばでは、たしかにおいでだといっていたが」
「いえ、おりません。どうぞお帰りくださいませ」
すると、いつのまにか、戴宗の後ろへ来て佇んでいた李逵が、腰の二丁斧を引き抜いて両手に持ち、
「うそをつけ! この山猫め。よしっ、居留守をつかうならあらためてやる」
と、いきなり草堂の横から裏へおどりこんだ。あわててそれを遮る老婆の悲鳴やら、李逵を叱る戴宗の声が、ここの静寂を破ッたと思うと、彼方の薬園から身に白衣をつけた一壮士が、
「なんですッ? おっ母さん! 何があったんですか」
と、脱兎のごとく馳けつけて来た。そしてふと、そこの二人を見るや、
「おっ、戴院長。また、李逵ではないか」
「やあ、いなすったね、公孫勝!」