Japanische Klassiker mit Furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
勅使いたる――
と聞いて、将軍呼延灼は副将の韓滔をつれ、みずから立って、これを陣門に出迎え、かつ戦果の報告では、
「賊どもの生け捕り五百余人は、不日なお宋江、呉用、晁蓋らの賊首を搦め捕ッた上で、あわせて都へ送り、都門大衆の中において、首斬ッてごらんに入ればやと存じております」
と、誇らかに述べた。
「祝着です」と勅使も、讃嘆を惜しまなかったが――「ところで、三将軍の内、彭将軍ひとりがここにお見えでないが?」
「さ。それだけが残念なので、……序戦、功を急いで深入りしたため、惜しいかな、賊に生け捕られ、梁山泊に繋がれています」
「や、あの天目将軍が」
「いや必ず助け出してお見せする。ただしかし、梁山泊の地勢は、周囲すべて湖なので、陸づたいには攻めかかれん。……で、ご帰京にさいし、総理府へひとつお願いの儀があるが」
「何ですか。お望みとは」
「禁軍武器庫の副史で、かつ、砲手師範を兼ねている凌振――一名を轟天雷――ともいう廷臣がおります。これに彼が望むところの兵士と砲をさずけて、急遽、戦地へおつかわし願われますまいか。さすれば、賊巣の根絶は、易々たるものにござりまする」