Japanische Klassiker mit Furigana
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しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
「おかげでこの花和尚も、近来になく、身のおちつきを覚えていますが……」と、魯智深は、こう語り出す。「ところが、てめえの身がおちつきを得てみると、思い出すのは、なつかしい、しかも恩のある旧友でして」
「ウむ、それはいいことだ。して、思い出すそのご友人というのは」
「九紋龍の史進ていう奴です」
「史進? ……。それならこの宋江もとうに名前は聞いている」
「以前、わが輩がまだ流浪中、その史進には、瓦罐寺で助けられたことがあり、それッきり会ッちゃおりません。ところが、聞けば近ごろは華州華陰県の少華山にいるッてえはなしなんで、ひとつそこへ出向いて行き、仲間に誘ッて来てえもんだと思うのですが、どうでしょう先生」
「それは願ってもないことだ。ぜひ行ってくれ給え」
「ありがたい。それではさっそく」
「しかし、一人では、万一ということもあるが」
「いや、武松もぜひ、一しょに行こうと言ってくれてるんで」
「それなら文句はない。吉左右を待っていますぞ」
しかし、宋江は要心ぶかい。これでも心中決して安心はしていず、密かに、神行太保の戴宗に耳打ちして、二人の出立後、華州へ放った。
木乃伊取り木乃伊となり、勅使の大臣は質に取られる事