Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
しん・すいこでん
新・水滸伝
吉川 英治
Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme
会うのは初めてだが、関勝もつとにその名は知っている。有名なる元、禁軍の一将軍だ。――禁軍の連環馬軍をひきいて遠征し、敗れて、ついに梁山泊の賊寨に投じ、こんども敵中にいることは分っていた。
「御用は?」
と、関勝の眼は冷たい。
「じつは……」と、呼延灼は、声をひそめ「待っていたのです。今日の日を」
「それは、おかしいじゃないですか。君は今や、賊将の一人でしょう。僕は朝廷の使軍の将だ。いますぐ君に縄を打って、都へ押送することだって出来る」
「いや、それがしとて、本心、賊に降伏していたわけじゃない。――今日、現に戦場であなたの急を救った者は、じつはこの私なのだ。――あのさい、林冲、史進、秦明などに囲まれて、御辺の身、危うしと見たので、突嗟に、退き鉦を鳴らさせたので……あとでは、さんざんに、宋江から怒られたが」
「ほ。さては、そんなわけだったのか」
「なお、疑わしく思われるかもしれんが、機会があったら、官軍へ投じて、帰順したいものと、ひそかに諜し合っている同志の者は少なくないのです。――林冲も秦明も、共に元は都出の軍人。……どうです元帥、彼らにその機会を与えてくれませんか」