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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

「豪傑、ぜひ今夕は、われわれの寨まで来てくださらんか。仔細はその上でお詫びするし、また、お身の上も伺いたい」

たって、梁山泊の寨、聚議庁までつれてきて、その夜、盛大な宴を設けた。

王倫の考えでは、林冲一人を置くのでは、自分の地位も惧れられるが、彼に対して、もう一名の互角な人物を配下におけば、自然、相互が牽制し合う形になり、御すには御しやすいし、わが将来も安泰なものと、すぐ胸算用してのことだった。

で、しきりに、酒をすすめ、礼を低くして、

「どうです、浪々のお身の上と伺いましたが、ひとつここに足を留めて、存分、男の一生を愉しんでみる気はありませんか」

それとなく、水を向けてみた。

「いや、お志はかたじけないが、じつはまだ開封の都には、屋敷もあり、身寄り一族も残してあるんで、どうしても一度は立ち帰らねばなりません。――その身が、何故、かかる浪々にあるかといえば、じつは面目ない次第だが」

彼は、ぐっと杯を干して、自嘲をうかべた。その青痣のような顔面は、酔うほど一そう青く見える。

「――わが家は代々、宋朝の旗本なので、殿司制使の役にあり、かねてまた、高大将軍閣下直属の親衛軍の一将校でもあった。