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Japanische Klassiker mit Furigana

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しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

仰天したのは梁中書である。

老いの涙を垂らしていう謝執事の言に、嘘があろうとは思えない。怒髪天を衝く、とはまさにこれを耳にしたときの彼の形相といってよい。

「なに、なに。楊志が途中で賊と狎れ合い、きさまらに毒酒をのませて、あの重宝を持ち逃げしたとな。……むむ忘恩の犬畜生め、よくもわしを裏切りおったな。きっと逮捕して、切り刻まずにおくべきや」

また、一方。

開封東京の大臣邸では、蔡大臣の誕生日となっても、梁家から祝賀品は、ついにその日になっても届かない。

「さあ、どうしたのか?」と、気が気でなく、朝野の賓客を集めた招宴も一こう栄えず、蔡大臣の不機嫌はなはだしいうちに終っていたが、やがてその夜も深更のこと。北京からの早飛脚だった。

「あっ※(感嘆符疑問符、1-8-78) また今年もか」

梁中書の詫び状と、また事態の顛末を報じてきた一状をも併せ読んで、蔡大臣は、身をつき抜ける憤怒とともに、自己の誕生日が、二年もつづいて、賊に呪われた不吉感に、身の毛をよだてた。

夜明けも待たず、彼は腹心の心ききたる家臣を呼んで、

「黄泥岡は、済州管下だな。すぐ済州奉行所へ下っていけ。