Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

「読めました軍師の計は。……けれど官印が要りますぜ。蔡大臣の印章のほうは、どうしますか」

「その目算もついておる。おなじ済州に住む印刻師で、金大堅――異名を“玉臂匠”という男がいて、これまたその道の達人。――この二人をつかめばいい」

「つかむとは」

「ここで戴院長が身なりを変えて、泰安州の岳廟に住む山伏と化け、済州の町へ行って蕭譲と印刻師の二名人を連れ出すのだ。さきは職人気質、説き次第で造作はあるまい。……天下の泰安州の岳廟に、碑を建てる。ついては天下一の巨匠であるおふたりに、ぜひ岳廟へのぼってお仕事をしていただきたい。そして些少ながら内金としてと、銀子五十両ずつも持っていけば」

「おうっ、あとは聞かないでも分った!」

晁蓋以下、みな手を打ったことだし、当然、戴宗としても、この妙策には異存がない。すぐさま彼は姿を山伏に変え、即日また、船で金沙灘をわたり、済州の道へ急いでいた。

済州の町の役所裏。――と途中で聞いて戴宗はたずね当てて来たが、その家ときたら、覗いて見るまでもない貧乏世帯で、聖手書生の蕭譲は、独り者か、泥窯の下を火吹き竹で吹いていた。

「ごめんください。