Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

ja-reading.com

Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.

しん・すいこでん

新・水滸伝

吉川 英治

Lesen Sie 新・水滸伝 (しん・すいこでん) von 吉川 英治 (よしかわえいじ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 684.899 Zeichen · 1374 Bildschirme

Aozora Bunko

だが、その袂は、とたんに物蔭にいた潘の爺さんにつかまれていた。

「あっ、待たっしゃれ。勘違いしないで、ま、もいちど中へ戻って――この一両日、ぜひなく店を閉めたわけを、とっくりと聞いておくんなされ。どうも石秀さん、あんたもまた、おそろしい短気じゃな」

わけを聞いてみれば、まったく石秀の思い過ごしで、むしろ石秀は赤面して頭を掻くのほかなかった。

「じゃあ、おじいさん。今日はご法事があるってわけでしたか。まさか、それでとは思わなかった」

「じつは、うちあけたおはなし。むすめの巧雲は、いちど押司の王さんにかたづいていましたのでな」

「うかがっています。そのことは」

「ちょうど今日が先夫の王さんの一周忌にあたりますのじゃ。そこで娘がたってご法要を営みたいと言いますのでな、報恩寺のお坊さまもお招き申してありますのさ」

「それじゃあ、肉屋を閉めたのは当然だ。店の者も見えず、肉切り包丁までかたづいていたんで、さてはもう、わたしから身を退いた方が世話なしかと考えましてね」

「めっそうもない。わしはこの年で、夜はカラ意気地がないし、聟どのは忙しい体、どうでもおまえさんに、法要の手伝いやらお接待のさしずなどもして貰わにゃならん」