Japanische Klassiker mit Furigana
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にっき
日記
宮本 百合子
Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.462 Zeichen · 72 Bildschirme
七月二日
七月三日
白鳥氏が有名にしたようなもの。
七月二日(木曜)晴
左の上、一本ひどくしみる歯あり、空気までしみるからやり切れず。
仕事の下拵。今度のはむずかし。説明にならず、活々として描写にするためには、コンストラクションの上で大いに考えるべきことあり、まだはっきりせず。
夜、チェホフの手紙をよみ、いろいろ感服する。チェホフを日本人は少し Sweet sorrow 或は微苦笑の味を加えすぎて理解しては居まいか。
同時に、ドストイェフスカヤの移民をよみかけたが駄目、駄作的閃きが始めからある。ドストイェフスキーのような素質は、文学的タレントの遺産として、所有者になかなか困難させるものだ。――不完全さが大いにあるから、天質に――
〔欄外に〕
ハイシャに行くので早起きすると、Yも一緒におき食事。Y、気分はっきりしないから家に居ると云って居たのに急に思い立って出勤――思い立っての出勤!
七月三日(金曜)曇 驟雨、夜
朝ハイシャにゆくので、十時頃に起床。昨夜、Y夜中に目をさまし、話しかけたので自分もはっきりし、二時間位喋った。起きるとき、まだ眠い。Y、私が起き一緒に喋るのでよろこび「我々は実際よいコムビネーションだな」