Japanisch lesen

Japanische Klassiker mit Furigana

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にっき

日記

宮本 百合子

Lesen Sie 日記 (にっき) von 宮本 百合子 (みやもとゆりこ) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.

N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 35.462 Zeichen · 72 Bildschirme

Aozora Bunko

十一月二日

十一月三日

この頃はそれで貧弱な感じこそしないが。妙なものだ。――年をとったら、本当に自由に悠々自適して暮したい――華やかな生活――情的に――した女性が、晩年、一人で、他から煩わされる何ものをも謝して、すきなとき人を訪れものをよみして生活するのを望む心持頷ける。今こそ斯う思うが、さてそうなると、「この人間的、余りに人間的」な自分は、又浮世の絆を求めるか? いろいろ考える。

十一月二日(月曜)

この頃、階下の六畳は暗い。去年の二月頃も此那に暗かったのだろうか。少し曇った日は不快で仕事出来ず。

十一月三日(火曜)晴

『女性』にやるのを一通り仕舞いかけのところに北村秀雄来。お琴の妹が来て居るので落合うつもりで出た由、その女とはかけ違ってとうとう会わず。私もやっとすんだので、長崎料理をたべに出かけた。大して美味くもなし。勿論小人数でシッポク料理という毛剃的興味のあるものはたべられなかったが。銀座を歩き十二時すぎにかえる。

秀雄この頃京都に馴染ある芸者あり。珍しいから五月蠅い。何ぞというとそれについてのしゃれ、自慢が出る、好意はもてるのだが勿論。

Y、「あとをつけたいようないい女は居ないね」