Japanische Klassiker mit Furigana
ja-reading.com
Lesen Sie japanische Klassiker online mit Furigana. Filtern Sie nach JLPT-Niveau, tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung und übersetzen Sie einen Satz.
いんじゅうトリステサ
橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇
橘 外男
Lesen Sie 橘外男ワンダーランド 人獣妖婚譚篇 (いんじゅうトリステサ) von 橘 外男 (たちばなそとお) auf Japanisch mit Furigana. JLPT N2. Tippen Sie auf ein Wort für die Bedeutung.
N2 · Fortgeschritten · moderne Kanji und Kana · 154.788 Zeichen · 299 Bildschirme
一とおり話し終えると、探偵から補足的な質問が二、三発せられた。
たとえば妻が犬を自分の居間へ繋ぐようになってから、何か私に気の付いた不審な点があったかなかったかというようなこと。これはいつか深夜に私の聞いた、眠られぬままに妻が悲哀と戯れていたこと、そしてその挙句に情人と間違えて、私が踏み込んで大失敗を演じたことなぞを……もちろんそれらのことも、私自身では何ら実としているわけでもないが、変ったことと言われて思い当るのはただそれくらいのものであると言い添えて、参考までに述べておいたのであった。
腕組みをして頷きながら耳を傾けていたが、突然、
「ロザリオ君、ロザリオ君」と隣室越しに、さっき残れと命じた青年を呼び立てた。そして莞爾やかにはいって来て、私に会釈して佇んだ年頃二十五、六の青年を顧みながら、「ルカ・ロザリオ君といいまして私の腹心ですから、決して御掛念には及びません」と断っておいて、この青年と同じくらいの丈と肉付きを持った人物で、私の邸へ出入りしている者があるだろうか? と訊ねた。私の家の給仕の一人に、これこれしかじかの者がいると私の答えるのをまた書き留めていたが、それから私のところへ恐喝に来た園丁の住所、最後に犬を買った時に、フリオ・ベナビデスがくれた体形書を、明朝このロザリオ青年を参上させるから、渡し